持ち帰りを前提としたお惣菜類に欠かせないのが業務用食品容器ですが、販売する種類や戸数が多いと容器を保管するスペースの確保も課題となります。一般的に業務用食品容器はふたと本体が別になっているものと、ふたと本体が一体になったもの、そして袋状のものに分けられます。いずれも未使用の状態では重ねて保管ができてスペースをとることは少ないですが、販売する商品ごとに容器が異なるお惣菜やパンを販売していると複数種類の容器が必要な場合もあり、時には保管スペースの少ない資材を選ぶことが求められるでしょう。同じ素材の業務用食品容器を使うことは製造や管理において手間を省く方法ではありますが、容器の資源が無駄になってしまっては商品の価値を損ねてしまいます。
省スペースで省資源な業務用食品容器を探すのであれば、総菜袋を活用するのがおすすめです。食品用の袋というと、焼き菓子やパンに使われる透明なものと、主に揚げ物の容器に使用される紙製のものがありますが、それぞれの長所を生かした窓付きの紙袋も登場しています。総菜袋は保管している段階では非常に薄いので場所を取らず、消費後の処分もコンパクトです。積み重ねての陳列には適していませんが、底にマチのあるスタンドパックはショーケースへの陳列に適しています。
業務用食品容器はそれぞれに長所短所があるものなので、販売形態や陳列状況を考慮しつつ、商品価値を高める選択をすることが重要です。