ガラス容器は衝撃による破損リスクがあり、プラスチック容器の方が利便性の高いものだと考えるかもしれませんが、品質が変容しづらいので長期保存に適しており、耐熱性のあるものは熱い食品を直接封入することも可能です。それだけでなく、香りや色を外に漏らさない完全な密封が可能なので、香りの強い食品や香水の保存にも向いており、一般家庭においても保存瓶が活用されています。さらに業務用として利用する場合には販売から廃棄までの利便性も重要な観点となりますが、ガラスはリサイクルしやすい素材と言えるので、環境に配慮した素材でもあります。塩分や食酢の酢酸による変質が起こらない容器は食品製造に欠かせないパッケージですが、用いられる業務用ガラス容器は一般的なプラスチック容器同様に、百個単位で購入する必要があると考えがちです。
しかし、近年はインターネット通販を介した小ロットでの調達が非常に簡単に行えます。販売している企業によって最小ロット数には違いがありますが、多くの場合、手のひらサイズの小さなジャム瓶であれば200個以下、味噌や蜂蜜の封入に便利な小ぶりのものなら100個以下からの購入が可能です。特殊な形や遮光性が必要なければ、業務用資材の通信販売を利用して購入することもできます。ロット数が少ないと割高になる場合もありますが、同じガラス容器を使う方が加工しやすいので、業務用に利用するのであれば比較検討するのがよいでしょう。